番外:Partition-Savingを使って
Partition-Savingについて
ダウンロード、解凍、起動ディスク作成
設定ファイル
サンプル1
サンプル2
起動ディスクの調整
バックアップの実行
リストアの実行
別のパーティションへリストア
後始末
■Partion-Savgingについて
Partition-Savingは、Damien.Guibouret氏製作のフリーのHDDバックアップツールです。
国籍を言えばフランス製ですが、英語のドキュメントがあります。
日本国内での使用例はまだ少ないようです。このページは初心者をも対象にしていますので、未知の部分があるツールの紹介は避けるべきかもしれません。しかしこのツールにはいくつか特筆すべき点があります。

(1)NTFSを含む多様なファイルシステムに対応しています。
(2)NTFS対応のHDDバックアップツールとしては、処理速度が比較的速いです。
(3)限界はあるものの、異なったパーティションへのリストアが可能です。

特に(3)は、フリーソフトとしては珍しいです。
そこで、実験的に使っていただくために、あえてとりあげさせていただきます。
英語のドキュメントが読めなくても使えるように、詳しく説明するつもりです。
ただ、可能な限り付属ドキュメントを参照するようにしてください。この項の筆者が勘違いをしているところがあるかもしれません。

なを上でNTFS対応としているのは、NTFSフォーマットのパーティションがバックアップできるという意味です。パッケージソフトや他のオンラインソフトでも同じですが、DOSを使ってバックアップやりストアをする場合、DOSから認識できるデータ保存領域が必要です。NTFSはDOSからは認識できません。つまりこのPartition-Savingの場合、CDRへは直接書き込めないので、バックアップにはFAT32など、DOSから認識できるパーティション(ドライブ)がひとつは存在していなければなりません。
■ダウンロード、解凍、起動ディスク作成
下記サイトからダウンロードできます。

http://www.partition-saving.com/

この項を執筆している時点では、次のようにすればダウンロードできます。
上記のページにアクセスすると、フランス語と英語の二つのページへのリンクがあります。英語よりフランス語が得意だという人は別にして、英語ページ(English Version)へのリンクを選択します。
すると2分割されたページになります。
タブキーを手首が痛くなるほど押すと、Downloadというリンクが見つかるはずです。
これを実行します。
そしてCTRL + TAB1回でペインを切り替え、その後TAB1回で、「The Latest Version(V2.70)」というリンクになり、ENTERでダウンロードできます。

ダウンロードファイルはZIPで圧縮されています。
ディレクトリ付で解凍してください。
解凍後にあらわれるSAVEPART.EXEが実行ファイルです。
解凍したディレクトリにはDOC\Enというサブディレクトリが生成されており、そこに英語のドキュメントがあります。


バックアップ、リストアともにDOSを使います。
DOS起動ディスクの作成方法はDOS起動ディスク作成の詳細で詳しく説明しているので、そちらを参照してください。
以下は、DOS起動用ディスクが2枚作成済みとして説明します。
また、「エクスプローラ」のメニュー「ツール」→「フォルダオプション」から、「すべてのファイルを表示する」「システムファイルも表示する」設定にしておいてください。
さもないと一部のファイルが表示されないので作業できません。
■設定ファイル
Partiton-Savingは、DOSのグラフィカルなインターフェースで各種の設定を入力して使うのが主な形態です。
しかしこの方法は視覚障害者にとっては使いにくいです。
もうひとつ、設定ファイルをあらかじめ作成しておき、コマンドラインからそれを指定して実行させる方法があります。これなら視覚障害者でも問題なく使えます。
設定ファイルを仮にsome.cfgとすると、

SavePart.exe -s -f some.cfg

でバックアップ。

SavePart.exe -r -f some.cfg

でリストア動作になります。
この設定ファイルはテキストファイルなので、メモ帳やエディッタで作成編集できます。
オプションの説明は、同梱Readme.txtの「12- Options file contents」という部分にあります。そのまま訳すと著作権上の問題が生じますので、以下では、この項の筆者が咀嚼したものを説明します。できるだけ正確を期しますが、あるいは間違いや勘違いが紛れ込むかもしれません。おかしいなと思ったら、元のReadme.txtを参照してください。


【設定ファイルのオプション】
設定ファイル名は任意のものが使えます。ノートバッドなどのエディッタで作成してください。
すべての項目を設定する必要はありません。
必須なのはバックアップ、あるいはリストアするターゲットのパーティションの指定、そしてバックアップデータのファイル名と、対象ターゲットのファイルシステムぐらいでしょう。
設定項目が不足していると、実行時にグラフィカルな画面が出て入力を求められるので、厄介です。
1行にひとつのオプションを書きます。
行頭にセミコロンがあると、その行はコメントとして無視されます。

mouse=no
これを書くとマウスを使わない設定になります。
マウスドライバの組み込みなどが面倒なので、書いておいたほうがいいように思います。
check_drive=no
バックアップあるいはリストアをするパーティションに、データをおくことはできません。もし置いていると、警告メッセージが出ます。しかしこのオプションを書くと、このチェックが行われず、警告メッセージも出ません。
リストア時に、対象パーティションにデータがあると悲惨なことになります。パーティション上のシステムは消されるとともに、リストアデータも消えてしまいます。
だからこのオプションは書かないほうがいいと思います。
verify_disk_write=no
これを書くと、ディスクの不良セクタの検査がスキップされます。
リストアのスピードはあがりますが、信頼性が落ちるので、書かないほうがいいと思います。
verify_file_write=no
通常はデータ保存用のドライブにアクセス可能で、うまく書き込めるかどうかをチェックするようです。
このオプションを書くと、その作業がスキップされます。
バックアップのスピードはあがりますが、信頼性が落ちるので、書かないほうがいいと思います。
lang=[en|fr|fr_2]
使用する言語のオプションです。多くは英語を選択すると思うので、
lang=en
としておくのが適当と思います。
user_interface=[console|text]
ユーザーインターフェースとして、コマンドラインのインターフェースを使うか、テキストウィンドウを使うかの選択です。
user_interface=text
でいいように思います。
disk=<number>
main_part=<number>
ext_part=<number>
後述するdeviceオプションで指定する方法もありますが、通常は、diskとmain_partのふたつ、場合によってはそれにext_partを加えた3つの要素で、対象パーティションを指定します。
diskは物理ドライブの番号です。0が最初の物理ドライブです。PCにひとつのハードディスクしかなければ、そのひとつはdisk=0になります。2つあり、その2番目のドライブを指定したいときはdisk=1になります。
main_partは、パーティションの番号です。1が始まりです。1台の物理ドライブに設定できる基本パーティションは4つまでなので、main_part=1からmain_part=4までに限定されることになります。
基本パーティションのひとつを拡張パーティションにしていると、そのパーティションはさらに論理パーティションに分割できます。これを指定するのがext_partです。これも1から始まり、分割している数まで指定できます。
一般にシステムがある起動ドライブはCです。これは、

disk=0
main_part=1

と表現できることが多いでしょう。
Windows2000/XPのブートローダーを使い、Dから起動しているときは、

disk=0
main_part=2

となることが多いでしょう。
このターゲットパーティションの指定は必ず書いておく必要があります。
書かないと、グラフィカルな画面で選択しなければなりません。
floppy=<number>
対象がフロッピードライブであるときは、フロッピードライブを番号で指定します。
番号は0から始まり、フロッピードライブが一台しかなければfloppy=0です。
当然ながら、このオプションは、diskや後述のdeviceオプションと両立しません。それらを混合して書いたら、処理は失敗するでしょう。
device=[A-Z]
DOSのドライブ文字を使って対象パーティションを指定します。
一見、これが簡単そうですが、Windows上のドライブ文字とDOS上のドライブ文字は異なることも珍しくないので注意が必要です。
この指定は、当然、diskやfloppyの指定と両立しません。それらを混合して書いたら、処理は失敗するでしょう。
def_level=<number>
圧縮率を0から9までの数字で指定します。
0なら非圧縮、9がもっとも高い圧縮になります。
これを指定せず、後述のfile名指定が存在すると、非圧縮になるようです。
この項目はバックアップ時にのみ意味をもち、リストア時は無視されます。
file=<file name>
バックアップするデータ、リストアするデータをフルパスで指定します。これはDOSから認識できるパスでなければなりません。つまりNTFS上におくことはできません。複数のfileを並べて表記できます。より上に書かれたファイル名から順番に使用されます。実際に使用するよりも多くのファイル名を載せておいても問題は出ません。リストア時も、存在しないファイル名が後ろに続いていても問題は出ませんでした。
file名の指定が不足すると、ウィンドウが出て入力を求められるようです。したがって多めに指定しておくのがいいでしょう。
またファイル名やディレクトリ名は、最長で名前を8バイト、拡張子3バイト以内におさめ、すべて半角文字を使っておくのが無難だと思います。
max_size=<number>
バックアップ時にだけ関係します。
データファイルの最大サイズを指定します。1から2047(MB)まで指定できます。
この指定がないと、データファイルは、そのディスクの余裕いっぱいまで大きくなります。
複数指定が可能で、fileのエントリに対応します。
file指定の数より、max_sizeの指定数が少ないときは、最後の指定値がその後のfileについても使用されるようです。したがってすべて同じサイズなら、ひとつだけ指定すればよいことになります。
filesystem=[no|fat12|fat16|fat32|ext2|ntfs|MBR|firstsect|parttable|fat12mem|fat16mem|fat32mem]
バックアップ時に意味をもちます。リストア時は無視されます。
filesystem=noとすると、ファイルシステムに無関係に、対象パーティションのすべてのセクタをバックアップします。この場合は、リストアは、バックアップしたパーティションそのものへ復元することに限定されるようです。
fileseystem=fat32などと、ファイルシステムを指定すると、対象パーティション中の、指定ファイルシステム部分にある使用セクタだけを、バックアップすることになります。この場合、バックアップしたパーティション以外へのりストアが可能になります。(いくつか他の条件も満たさなければなりませんが)。
quit=[yes|no|nobadsector]
quit=yesとすると、処理終了後にプログラムが自動的に終了し、DOSプロンプトに戻ります。
quit=nobadsectorとすると、処理中に不良セクタが発見された場合は自動終了しないで、エラーリストが表示されるようです。このエラーリストはOKボタン(たぶんENTERでいい)で消去でき、消去とともに、プログラムは終了します。
quit=noがデフォルトです。プログラム終了のためにOKボタンを押す必要があります。
quit=nobadsectorがいいかもしれません。必ずしもというわけではないものの、処理が正常に進行したならプログラムは自動終了し、エラーが発見されたら自動終了しないことで、状況を判断できるでしょう。
reboot=[yes|no]
reboot=yesとしておくと、終了後に、マシンを再起動します。
■サンプル1
ごく一般的なCドライブ、すなわらち第1ドライブの第1パーティションをバックアップ/リストアするための設定ファイルの1例を書きます。
バックアップおよびリストアのデータは、DOSでDと認識されるドライブの、bkdataというディレクトリへおくことにします。bkdataディレクトリは事前に作成しておく必要があります。存在しないと、エラーメッセージが出て、DOS描画画面で入力を求められるので厄介です。
そしてWindows上のドライブ文字と、DOS上のドライブ文字が異なる場合があるので注意してください。NTFSのパーティションはDOSから認識されません。その分、DOSではドライブ文字が前倒しになります。
圧縮率は4にしています。
またfilesystem=noとして、すべてのセクタをバックアップしています。ここでファイルシステムを指定すると、他のパーティションへ移行可能なデータが生成されます。

;---------ここから-----------------

mouse=no
lang=en
user_interface=text
disk=0
main_part=1
def_level=4

file=d:\bkdata\psdata01.par
file=d:\bkdata\psdata02.par
file=d:\bkdata\psdata03.par
file=d:\bkdata\psdata04.par
file=d:\bkdata\psdata05.par
file=d:\bkdata\psdata06.par
file=d:\bkdata\psdata07.par
file=d:\bkdata\psdata08.par
file=d:\bkdata\psdata09.par
file=d:\bkdata\psdata10.par
file=d:\bkdata\psdata11.par
file=d:\bkdata\psdata12.par
file=d:\bkdata\psdata13.par
file=d:\bkdata\psdata14.par
file=d:\bkdata\psdata15.par
file=d:\bkdata\psdata16.par
file=d:\bkdata\psdata17.par
file=d:\bkdata\psdata18.par
file=d:\bkdata\psdata19.par
file=d:\bkdata\psdata20.par
file=d:\bkdata\psdata21.par
file=d:\bkdata\psdata22.par
file=d:\bkdata\psdata23.par

max_size=680

filesystem=no
quit=nobadsector

;---------ここまで-----------------
■サンプル2
ごく一般的なCドライブ、すなわらち第1ドライブの第1パーティションへ、CDRからリストアするための設定ファイルの1例を書きます。
CDROMドライブはDOSからMとして認識されるものと仮定します。
リストアには不要のオプションも書いていますが、無視されるので問題ありません。

;---------ここから-----------------

mouse=no
lang=en
user_interface=text
disk=0
main_part=1
def_level=4

file=m:\psdata01.par
file=m:\psdata02.par
file=m:\psdata03.par
file=m:\psdata04.par
file=m:\psdata05.par
file=m:\psdata06.par
file=m:\psdata07.par
file=m:\psdata08.par
file=m:\psdata09.par
file=m:\psdata10.par
file=m:\psdata11.par
file=m:\psdata12.par
file=m:\psdata13.par
file=m:\psdata14.par
file=m:\psdata15.par
file=m:\psdata16.par
file=m:\psdata17.par
file=m:\psdata18.par
file=m:\psdata19.par
file=m:\psdata20.par
file=m:\psdata21.par
file=m:\psdata22.par
file=m:\psdata23.par

max_size=680

filesystem=no
quit=nobadsector

;---------ここまで-----------------
■起動ディスクの調整
DOSブートが可能な2枚の起動ディスクのうち1枚をバックアップ用起動ディスク、他の1枚をリストア用起動ディスクとし、シールなどを貼って識別できるようにしてください。
その2枚へ、それぞれ、Savepart.exeをコピーします。
そして、バックアップ用の設定ファイルとリストア用の設定ファイルを、それぞれの起動ディスクへコピーします。バックアップとリストアで、データファイルの置き場所が同じなら、同じ設定ファイルが使えるでしょう。バックアップ後、CDRなどにデータを焼き、そこからリストアする場合は、設定ファイルは変えなければなりません。

あとは、それぞれの起動ディスクのAUTOEXEC.BATを調整するだけです。
バックアップ用には、

SavePart.exe -s -f 設定ファイル名

リストア用には,

SavePart.exe -r -f 設定ファイル名

です。
ただし、バックアップするつもりが、間違ってリストア用の起動ディスクを差し込んでしまった、ということが起こりがちです。
その予防として、ビープ音を鳴らしてフロッピーを識別できるようにしておくのがいいと思います。具体的な方法については、D2Fについての説明の
「安全のために」を参考にしてください。
■バックアップの実行
バックアップ用起動ディスクをフロッピードライブに入れ、PCの電源を入れると、DOSが立ち上がり、自動的にバックアップが始まります。
ただし設定ファイルになにかおかしなところや、足らないところがあると、ウィンドウが出て再入力を求められるか、あるいはSavePartそのものが終了します。
ウィンドウが出た場合は、ESCキーを押します。すると、たいてい、処理をやめるかという問いかけのメッセージウィンドウが出現します。このメッセージウィンドウには、OKとCANCELの2つのボタンがあり、左右矢印キーでフォーカスを変更できます。たぶんデフォルトでOKボタンにフォーカスが当たっていると思うので、そのままENTERでいいでしょう。それで駄目なときは、左右どちらかのキーを押してからENTERを押してください。それでプログラムを終了できるはずです。

処理がはじまると、HDDのアクセス音がするはずです。
ただし、filesystem=fat32などと、ファイルシステムを指定してバックアップを実行したときは、処理前に、セクタの検査と計算のためHDDへアクセスしない時間がしばらくつづきます。場合によっては1分ほど続くかもしれません。この間は、無音状態であるため、ハングしたような印象を受けるかもしれません。我慢してしばらく待ってください。

パーティションのサイズが大きいと、処理には数時間かかるでしょう。
すべての処理がおわったらビープ音が短く鳴ります。quit=yes、あるいはquit=nobadsectorオプションで正常におわったときは、DOSプロンプトに戻ります。
このあたりは、起動ディスクのAUTOEXEC.BATで、処理後になにかメロディを流すようにしておけばいいでしょう。
■リストアの実行
リストア用起動ディスクをフロッピードライブに入れ、PCの電源を入れると、DOSが立ち上がり、自動的にリストアが始まります。
(フロッピー識別のためのビープ音を入れているときは、なんらかのキーを押す必要があります。)
CDRからリストアしている場合、CDRの入れ替えが必要になると、ビープ音が鳴り、処理がとまります。そこでCDRを入れてENTERを押せばそのまま処理が続きます。CDRの順番を間違えないようにしてください。
設定ファイルさえきっちり書いておけば、操作が困難なところはないと思います。

■別のパーティションへのリストア
filesystem=fat32, あるいはfilesystem=ntfsとして、使用セクタをのみバックアップした場合、そのデータを別のパーティションへリストアできる可能性があります。
ドキュメントには次の2つの条件が書かれています。
(1)ドライブのセクタサイズが同じでなければならない。
(2)パーティションのタイプ(基本区画か論理区画かということかな)が同じでなければならない。
 そのほか、元のパーティションより容量が小さなパーティションへは、データ量が少なくてもリストアできないように思います。リストアしようとすると、オプションがおかしいというエラーメッセージがコマンドラインに出て、プログラムが終了してしまいました。
 元と同じサイズか、それより大きなパーティションなら大丈夫です。
 もちろん、元のパーティションへリストアすることもできます。

 この項の筆者は別マシンへのリストアを試みました。
 基本的に可能ですが、デバイスドライバがすべて変わるため、Windows起動時に、ハードウェアの追加とドライバのインストールが多量に発生します。この部分は音声化できないので、視覚障害者が単独で切り抜けるのは困難だと思いました。そして少し専門的な知識も必要でしょう。
 同じマシン内で、ハードディスクを交換する場合などは、デバイスドライバの変更はないはずなので、使えると思います。あるいは現在のCドライブのサイズを広げたい場合に、Cドライブをバックアップしておき、サイズを広げ、フォーマット後にリストアするというような使い方もできるでしょう。
■後始末
作業に必要だったため、「エクスプローラ」のメニュー「ツール」→「フォルダオプション」から、「すべてのファイルを表示する」「システムファイルも表示する」設定にしました。
好みもありますが、これを元に戻しておくのがいいでしょう。



PCは自己責任の世界です。
ここに書いてある方法を実行して万一なんらかの損害が出ても、ページ作成者はいっさい関知しません。