5. 大阪府立図書館での新たな取り組み

(1)視覚障害者の公共施設でのインターネット利用

2000年度から視覚障害者に対するパソコン利用サービスを実践しており、2001年度、2002年度の視覚障害者対象IT講習会ではインターネット利用を中心に図書館の蔵書検索の方法などについても講習しました。また、インターネット利用を希望する視覚障害者には音声読み上げ、点字表示、画面拡大ソフトを利用して自由にインターネットを利用でき、それら操作についてもサポートしていけるようなサービスを行っています。

(2)録音図書ネットワーク配信と障害者への情報提供

大阪府立図書館では、平成12年度からTAO「大阪府マルチメディア・モデル図書館展開事業」(通信・放送機構(TAO:総務省の外郭団体))による、通信放送分野の研究開発事業を行っています。その福祉型サービスとして本年3月より録音図書(デイジー形式)をネットワーク配信する実証実験を行います。デジタル化されたコンテンツをネットワークを介して配信することにより、できるだけ情報を即座に提供できるようなサービスを目指しております。



Copyright(C)2004 杉田 正幸(Masayuki Sugita)
最終更新日:2004年7月30日